バルセロナで、日本のマイナスの未来を見てしまった。


スペインのサンセバスチャンから



バルセロナに来ています。





バルセロナは



とても特異な街です。





街の景観、食事、物価どれを取っても



他の街よりいいです。





ただ、



バルセロナで、飲食店を経営している人から聞いて



ハッとしました。





病院は無料、若者の失業率は、50%を越え



移民も多く、賃金が安く



そして、観光だけで成り立っている。







これは、もしかすると、将来の日本かもしれないと



ハッとしたのです。





物価が安いと、観光客がたくさん来ます。



しかし、それが成り立つには



ある程度物価を抑えた方が良い





すると豊かな国ではなくなる。





そんなことを感じたのです。






 


 『バルセロナで、日本のマイナスの未来を見てしまった。』



だいたい、バルセロナでは



大卒で、1000ユーロ(13万円)もらえればよいそうで



20歳~29歳の人は、失業率50%です。





つまり、



物価が安いから、観光客が集まるのです。





観光産業が大きな割合を占めているので



物価も上がらない。





人件費がなぜ上がらないのか?不思議に思い聞くと



アフリカから移民が数多く来ているそうです。



モロッコとスペイン最も近い距離は14キロメートル。



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その移民が、観光業になくてはならない接客業に就くそうで



賃金が抑えられているようです。





そして、賃金が欲しいスペイン人は



ドイツに出稼ぎに行くとか。







観光業にシフトしようとしている日本。



10年で外国人観光客数は、3.4倍になりました。



2007年 8346千人



2017年 28691千人





それは、世界の先進国の中で



日本の物価が安いからです。

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将来の日本が、スペインのように



賃金が上がらず



観光業でGDPをまかなうようになり



失業率が上がるということが無いように



もっと付加価値のあるものをビジネスとして考えていきたいです。





野田宜成のビジネス情報ステーション

経営コンサルタント野田宜成が、経営・ビジネスの記事を中心に、世界中に足を運び仕入れている最新海外レポートや、動画付きの記事、経済・ニュースなどの時事ネタなども含めてお届けします。